株 優待
配当金とは、企業が1年間に稼いだ利益の中から株主に対して、支払われるお金です。ただし、必ず支払われるというものではなく、会社が支払うと決めたときにだけ支払われます。ですから、利益があっても支払わない会社や利益が無くても支払う会社もあります。なお、株価の値上がりによって得る収益をキャピタルゲイン、配当金で得る収益をインカムゲインといいます。会社が株主に対して、自社製品や優待券、サービス券などを無料で配布することを株主優待といいます。デパートやファミリーレストラン、ファーストフード店なら割引券、食品会社なら自社製品、鉄道会社は回数券や全線パス、映画・劇場会社なら招待券や優待券といった具合です。
株を買えば株式会社の経営陣になれるのか? 株式会社は組織の運営上株主のものということができます。ただし、株主は会社活動のための資金を提供している立場にあり、直接の経営は、株主総会という株主の意思決定する会議で取締役に任せるという仕組みになっています。そして、複数の取締役で構成される取締役会が代表取締役を選びます。したがって、株式を買っても経営陣になれるわけではありません。しかし、株主総会で株主として経営陣に意見を言う機会はあるわけですから、まったく関わらないというわけでもありません。
株式は、会社の活動資金を集めるために発行されます。会社が活動資金を集めることを資金調達といいますが、この集め方には大きく3通りあります。最もわかりやすいのは、金融機関から借金して集める方法です。もう1つは、一般の人や会社などから借金をする方法です。この場合借りたという証拠に社債という借用証書のようなものを発行します。3つめが株式を発行して株主を募る方法です。多くの企業は、この3つを組み合わせて資金調達をしています。株主から集めたお金は株主に返す必要はありません。会社は返済や利息のことを考えずに経営ができるので借金に比べたいへん有利です。
東証、大証、名証には、市場第一部と市場第二部があります。通常は、まず市場第二部に上場し、その後、発行株式数や株主数などが一定の基準を満たせば一部市場に指定されます。ただし、NTTやJR各社のように知名度があり、発行株式数も多い会社については、最初から市場第一部に上場されることがあります。反面、一部上場銘柄でも出来高や株主数が一定の基準以下になってしまうと二部への指定替えや上場廃止になることもあります。この場合1年間の猶予を設け、その間にその会社が努力して基準を満たせば一部に残ることができます。
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